身長を高くする方法については色々と議論や噂があります。
でも、「全部気にするのはストレス。結局どれを信じて良いのかわからない」ですよね?
そこで世界の統計と日本の歴史を事例にして、背を高くするのに効果のある食べ物を調べました。
調べたものを中心に普段の食生活を送ればOKです!
私の身長は177cmで、ここで紹介する食べ物を小さい頃からよく食べていました。他の兄弟もみんな175cmはクリアしています。
こんな方におすすめ
- スポーツを頑張っている中高生・大学生
- 我が子を高身長に育てたい子育て世代
※なお、栄養学的・医学的アプローチではないのでご理解下さい。
あくまでも統計と歴史的事実から導いた結論です。
身長を伸ばす効果のある食べ物はこれだ!
はじめに結論を言うと、次の食品を食べると身長を伸ばすのに効果的でしょう。
- 豚肉
- 卵
- サツマイモ
- ジャガイモ
世界の152の国と地域の成人身長と社会経済指標・栄養摂取量との関係を統計的に調査した論文があります。
論文はこちら👉Nutritional and Socio-Economic Predictors of adult Height in 152 World Populations
この論文では、高身長の人は牛乳などの乳製品・総タンパク質・総エネルギーの摂取量が統計的に多いと言っています。
他にも、高身長の人がよく食べている食品として豚肉・ジャガイモ・卵があると指摘しています。
大切なのはこれらの食品に含まれるタンパク質です。
タンパク質はカラダを作るための源になります。
では、なぜ身長を伸ばすのに豚肉が有効なのか、ちょっと歴史を振り返りましょう。
日本人はもともと小さかった??
日本人はもともと身長の低い民族ではありません。食べていた物によって結果的に背が低かっただけです。
日本人男性の平均身長を時代別に比較したのが、次の図です。
意外にも日本人は現代を除いて弥生時代にいちばん身長が高かったのです。
なぜなら、弥生時代日本人は、狩猟で獲ったイノシシ・シカなどの獣肉と大陸から伝わった稲作により米を主食としていました。
いっぽう、平安時代以降の日本人はどんどん身長が小さくなっていきます。理由は肉を食べなくなっていったから。
仏教の伝来に伴い、天武天皇から肉食が禁止令が出されます。
徳川綱吉の生類憐みの令により、細く続いていた犬食も完全に禁止されます。
やはり、体を大きくするには"食べ物"が強く関係していると言えます。
江戸時代でも体の大きかった人たち
先ほどのイラストのとおり、江戸時代の日本人の平均身長は153cmでした。
しかし、そんな江戸時代にも規格外に体の大きな集団がいました。
薩摩藩です。
どのくらい薩摩藩の人たちが大きかったのかを確認してみましょう。
次のイラストは、新撰組と薩摩藩の主要メンバーの身長を比べたものです。
新撰組の人たちは当時の日本人の平均かそれよりも10cmくらい大きい。
一方の薩摩藩は当時の平均身長どころか、現代の平均身長よりも大きく上回っています。
一般的にカラダの大きい方が筋肉量が多く、攻撃点が高いので戦闘に有利です。
薩摩藩は当時、新撰組も恐る武闘派集団として有名でした。体格差もその理由のひとつだったかもしれません。
薩摩藩が中心になって明治維新が達成できたのも、ひょっとしたらカラダが大きかったことも関係しているかもですね。
カラダの大きな薩摩藩の人たちの食べ物とは?
ここで気になるのは薩摩藩の人たちが何を食べていたかが気になります。
実は、薩摩藩には日本中でここにしかない食文化がありました。
それは豚肉とサツマイモです。
薩摩の黒豚
薩摩の黒豚は「歩く野菜」と言われるほど栄養価が高くて重宝されており、戦国時代から食べていると記録に残っています。
しかも、戦の兵糧として豚も運んでいたエピソードまであります(まさに歩く野菜)。
薩摩藩の人たちが黒豚を食べた証拠として、高輪にあった薩摩藩邸屋敷跡からは大量の豚の骨が見つかっています。
サツマイモ
鹿児島の土地のほとんどはシラス台地で覆われています。
水捌けがよく乾燥した痩せた土地のため稲作に適さず米が収穫しにくいです。
薩摩藩では米の代わりにサツマイモを主食にしていたらしいです。
サツマイモって糖度が高いので肥満になりそうな気もしますが、脂質が少ないしカルシウムは多くビタミンB6を多く含んでいます。ビタミンB6はタンパク質をカラダに吸収しやすくする効果があります。実は栄養価のとっても高い食べ物なんです。
江戸時代の当時、日本人の平均身長が153cmである中で180cm近くの身長の人物がゴロゴロいた薩摩藩。一般的な日本人と異なる肉食文化は注目すべき点です。やはりタンパク質を多く食べることが重要だと考えられます。
黒豚で摂取したタンパク質の吸収をサツマイモから摂取したビタミンB6が手伝う、と言う食べ合わせが偶然にも起こっています。
背を伸ばすのに良くない食べ物はあるのか?
ここまで、背が伸びる効果を阻害する食べ物ってあるのでしょうか?
先ほど紹介した論文によると、米タンパク質、とうもろこしタンパク質、豆類のタンパク質をよく食べる人たちの身長はそれほど高くないようです。
私たち日本人をはじめとするアジアの人たちは米などの穀物を主食としています。
また、とうもろこしをよく食べるイメージのメキシコ人の身長もそこまで高くないイメージがあります。
ちょっと統計的に不利な状況は否めません。しかし、自分たちの国の食文化なので受け入れましょう。お米、最高に美味しいですし。この子おtは頭に入れつつ、他の食材で栄養を補うなど工夫をしていきましょう。
身長のために食べた方が良い食べ物
統計と過去の日本の歴史をおさらいすると、次の食べ物が高身長と強く関係するようです。
・牛乳などの乳製品
・ジャガイモ
・卵
・豚肉
・サツマイモ
酪農が盛んなオランダでは、男性の平均身長が183cmです。統計には信憑性がありそうです。しかし、牛乳は日本人のカラダでは分解できない人が多いです。(事実、牛乳を飲んでお腹を壊す人は多い。)
そもそも日本人が牛乳と出会ったのが明治になってからなので、牛乳から栄養を摂取できる体の作りになっていません。
いっぱい飲んでも身長が伸びる効果はあまり期待できません。
普段の食事でも使われることの多い豚肉、ジャガイモ、サツマイモ、卵を多く食べ流ことを心がけながら、バランスの良い食事を心がけてください。
まとめ
今回は、背を伸ばすために効果的な食べ物は何か?について統計と歴史を参考にまとめてみました。
結論として、肉食とサツマイモ・ジャガイモが効果的と考えます。
・弥生時代の日本人は肉を食べ・米も食べていたので背が高かった。
・弥生時代から先の時代には日本人は肉食を禁止したため背が低かった。
・江戸時代、日本人の中でも薩摩藩だけが豚肉を食べており、背が高かった。
実際、背を伸ばす方法の解明は難しいです。
個体の遺伝子などの内的要因・ストレスや寝る時間などの外的要因を揃えるのが難しい、
結果が出るまで時間がかかる、そのため科学的な証明が難しいです。
そのため、状況証拠を集めて効果的に思われる方法を普段の生活に取り入れるのがいちばん良い方法だと思います。