名古屋の観光サイトでナゼか紹介されない穴場スポットを紹介しちゃいます。
コロナ禍のいま「お出かけが好きだけど人ごみは嫌だな」と思ってる人には良いかもですよ!
こんな人にオススメ!
都会にいながら静かで穏やかな時間を過ごしたい人
写真の被写体(建物・公園)を探してる人
市街地にありながら遠くに来た感じなので、お出かけしても疲れません。
「家族にどこかに連れてけ」と言われてるからとりあえず近場で済ませたいお父さんにも強くオススメです!
「揚輝荘」(ようきそう)とは
大正7年から昭和初期まで松坂屋創業者(伊藤祐民・いとうすけたみ)の別荘でした。今は名古屋市管理による展示施設です。
市指定有形文化財であるジブリ感のある建物の展示のほか、創業者に関わる展示やコンサートなどのイベントも開催されています。
ここはもともとの敷地は1万坪(サッカーグラウンド4面分の大きさ)あったらしいです。今は北園と南園の2つのエリアのみ展示されています。
揚輝荘のみどころポイント
揚輝荘には5つの市有形文化財の建物があります。
聴松閣(ちょうしょうてい)
揚輝荘のシンボル的な洋風建物です。建物には見られないユニークな形で、ワクワクします。
周辺は紅葉がたくさんあって、秋にはエモい雰囲気になるでしょうね!
地下1階・地上3階の構造で、部屋ごとにインド風・中華風・イギリス風・和風の様式が分かれているのが見どころです。
館内すべての床・柱・壁の全てに彫刻や画が施されているので、見ていて飽きませんよ!
(余談ですが、施工主は竹中工務店だったことを示す展示品がありました。)
定期的に地下の旧舞踏場でコンサートを開催しています。(コロナ対策のため先着23人まで。観劇無料)
ここの舞踏場の雰囲気や部屋の装飾が最高なので、ぜひ行って欲しいです!
揚輝荘座敷(ようきそうざしき)
揚輝荘に隣接する建物でいまは非公開。保存のためでしょう。残念です。
伴華楼(ばんがろう)
北園にある、終わり徳川家の茶室に洋館をくっつけた大胆な建物。
設計は鈴木禎次(夏目漱石の義理の弟)で、名古屋工業大学の教授です。館内は入れませんが、外観の見学はできます。
三賛亭(さんしょうてい)
雨の日は庭全体がより静かに感じるので、晴れの日に行くよりもよかったと思います。
質素な建物が静寂な雰囲気を出していて奥深さを感じます。
白雲橋(はくうんきょう)
あまり見たことない構造の橋です。
池と庭の雰囲気とよく合っていて、レトロな感じが和服の雰囲気とよく合う気がします。フォトグラファーに人気出ても良さそうなもんです。
若い人たちにもっと注目されて良いスポットだと思ってます!
良いところ・イマイチなところ
良いところ
市街地にあるけど、しっかりお出かけした気分になれる!
近くに日泰寺や表参道があって、賑やか!
雰囲気のある建物が多く、展示内容も見応えある!
イマイチなところ
駐車場がない!
展示の品数が少なく、ちょっと物足りないかも!
イメージとして、東京上野にある旧岩崎邸みたいな雰囲気でした。
ビリヤード場もあり、洞窟もあり、GHQの占領軍に接収された歴史も持っていたり。
若い世代の名古屋市民もあまり知らない場所だと思うので、ぜひ行ってみてください!
揚輝荘データ
住所:名古屋市千種区法王町2ー5-17
開園時間:9:30~16:30
入場料::聴松閣のある南園は300円(北園は無料)
駐車場:なし (※北園からは日泰寺近くの三井のリパーク山門町1丁目駐車場が近いです。)